iOSDC 2018 参加記録 : 9/2(日) #iosdc

iosdc.jp

今日が最終日でした。この記事は、大阪に帰る新幹線の中で書きました。

参加したセッション

TextKitから表現が広がる

TextKit の各要素を MVC になぞらえて説明するのは、なるほどと思った。

Swiftのジェネリクスはどうやって動いているのかコンパイラのソースから探る

ジェネリクスについて、Swift の SIL、さらには LLVM-IR から紐解く。Swift の型システムは難しく、コンパイラのソースを読むのはなかなか大変そうだけど、ずっと聞いていると少しずつ見えてくる気がする不思議。

わいわいswiftc (ランチタイム、アンカンファレンス)

Mangling のルールって意外と楽しい。

バイス・OSバージョンの依存が少なく、メンテナンスしやすいビューを作る

バイスを判定してレイアウトを決めるとか、標準 UI のサイズを決め打ちしてレイアウトを決めるとか、それはアンチパターンだというのは本当にそう。でも、それを厳密に排除できる人って意外と多くはないかも。

iOS アプリの開発速度を70%高速化したデバッグノウハウ

開発速度を上げるための手段として動作確認の自動化をしましょう、という言い方はいいなあと思った。単に、テストを書きましょう、と言われるよりずっといい。また、開発速度が上がらないならそのテストは必要ない、という考えも良いと思った。

圏論とSwiftへの応用

圏論の応用として Swift の型を対象とする圏を考える話。圏論の概念を疑似 Swift コードで記述していて良かった。僕も少し前に同じようなことをやろうとしたけど、圏論の概念をコードでうまく表現できなくて苦労した。まあ、それは僕が圏論をまだ理解できてないってことでもある。引き続き勉強しよう。

全部iOSにしゃべらせちゃえ! (LT)

AVSpeechSynthesizer にトークを全部しゃべらせた。発想が面白い。話す速度を変えたり声の高さを変えたりもできるらしい。

🀄 (LT)

麻雀の役判定を Swift で行う。テストケースを書くのが大変そうだけど楽しそう。

The latest info of Carthage (LT)

この1年間の Carthage 更新内容。特に最近の内容は知らないものもあった。

(続)カンファレンスアプリを改善した!! (LT)

カンファレンスのタイムテーブルをどう表示するかは難しいところ。どういうのが見やすいんだろうか。

weak vs unowned (LT)

何にも考えずに手抜きで全部 weak でいいや、ってしてしまいそうになるけど、使い分けによって意図を示すのも大事なこと。

不摂生で救急搬送されたiOSアプリ開発者がiPhoneとAppleWatchをフル活用して健康を取り戻した話 (LT)

生活習慣を改善する話。最近までメタボで健康指導を受けていた身としては耳が痛い。

グラフィックス以外の分野でのMetalの可能性 (LT)

Metalはグラフィックスに関係なくても並列処理に活用できる。

OK Google、Swiftでスマートスピーカーは実装できる? (LT)

Google じゃなくて Alexa になってた。AWS Lambda で Swift を使うために、Node.js から Swift を呼び出してしまう。

DroidKaigi 2018 iOS appのApple審査が通るまで (LT)

特急審査でそんなに待たされるのはさすがに珍しい気がする。

インドのインターネット環境との戦い方 (LT)

確か、前に Mobile Act OSAKA で話されていた内容。インドのネットワークは低速・不安定だけど、そこで

WebSocketによるビデオ通話 (LT)

チャットはともかく、映像や音声も WebSocket でやってしまうとは。

小さくはじめる端末管理 (LT)

Slackbot で検証端末の空きがわかると便利そう。

Create ML で マッチングアプリのサクラを判定しよう! (LT)

さすがに、業者か一般人かを ML で判別するのは無理があったっぽい。男性か女性か、とかなら判別できる。

明日から使えるViewControllerのMemory Leak検出 (LT)

viewDidDisappear のタイミングで ViewController が消えずに残ってないかを判定するライブラリは良さげ。

App Reviewの不確実性に向き合う (LT)

Apple のレビュアーにログインアカウントを渡すけど、それがいつどのくらい使われているかという話。

Swiftで始めるRaspberry Pi (LT)

SwiftyGPIO に、GPIO IN 入力時の debounce を取り扱いやすくする PR 送って秒速マージされた話。素晴らしい。

Swift で数学研究のススメ (LT)

結び目の不変量のひとつに Khavanov homology というのがあり、それを計算するプログラムを Swift で書いたという話。ちょうど「結び目理論の圏論」(伊藤昇)をお盆の時期に衝動買いしてそのうち読んでみようと思っていたので、モチベーションが上がった。

最後に

会期中にお会いしたみなさま、フェンリルのスポンサーブースに来てくださったみなさま、ありがとうございました。また、iOSDC のスタッフのみなさま、スポンサーのみなさま、スピーカーのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。